『日本人よ、お金を使うな！」は本日発送

表記の私の旧著、無料で差し上げる旨書いたところ
多数の申し込み。先着順に発送しました。お送りで
なかった皆様、お許しください。
　３月３０日　　午前　　　　大槻義彦

自民、公明「憲法違反に慣れさせろ」、安保法は最後の仕掛け

いよいよ悪名高い安保法案、安保関連法が施行された。
これによって自衛隊の海外派兵もアメリカの戦争に協力も
できるようになった。旧民主党などは「立憲主義無視」
「まず憲法改正してからやるべき」と批判している。
　しかしこのような民主党などの主張はどこかおかしい。
自民党、公明党は、そんなこと百も承知だ。その目的はま
さに「立憲主義そのものの否定」だからだ。つまり自民、
公明は安保法案が憲法違反になる、など十分承知している
のだ。いやいや、わざわざ憲法違反をやることが目的なの
だ。
　戦後、憲法改正が悲願だった自民党（その前身党）は憲
法が禁止している軍を持つためにまず「警察予備隊」を作っ
た。市民がこれに反発したが、そぬち慣れると今度は「保
安隊」を作った。そして「自衛隊」である。この憲法違反
にも市民は長い間慣れてきた。その慣れとともに憲法改正
の支持も漸増してきた。
　最後の憲法無視、つまり立憲主義否定のきり札が集団的
自衛権行使である。これで憲法違反は完璧なものになった。
そのうち、この安保法にも市民は慣れる。そうすれば市民
は「憲法改正しても今の軍隊の制度と変わりはない」と判
断する。つまり憲法改正はさらに容易になる。
　憲法無視に市民を慣れさせる。慣れればほとんど抵抗な
く憲法改正ができる。市民は自民党、公明党にとって、た
わいのない存在だ。不法行為としての憲法違反にも慣れさ
せればいいのだ。
　警察予備隊に慣れさせられてたまるか、とがんばった私
もいつの間にか自衛隊に慣れしたしんでてきた。ああ、恐
ろしい。　
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急ごう、「超伝導文明」の幕開け

導体が－２７３度Ｃまで冷やされると、突然電気抵抗が
０になる。これが『超伝導』の現象である。これはオネス
(ヘイケ　カメルリング　オネス）によって発見され世界を
おどろかせた（１９１１年）。しかしこのオネスの発見か
ら４０年以上もの間、この超伝導現象はまったく説明が
つかなかった。
　その４０年間に、この超伝導のメカニズムを解明しよう
と、およそ無駄な努力がなされた。その『無駄な論文』は
２０００にものぼるという人がある。日本の物理学者もこ
れに挑戦して何十人、いや何百人も『討死』した。
　それがオネスの発見から４、５０年経って、アメリカの
若き物理学者クーパーが『電子の対』を発見した（１９５
７年）。 これによって、バディーン、クーパー、シュリー
ファーは、現在『ＢＣＳ理論』と呼ばれる理論を発表して
見事に超伝導のメカニズムを解明した。当然のことながら
ノーベル賞が授与された。
　超伝導は電気抵抗が０になるから、大電流を流しても導
線は焼き切れることはない。このため超伝導コイルに大電
流を流して、電磁石を作ればこの磁石は途方もなく強くな
る 。
　また超伝導の物体は磁気を受け付けず、磁性体を押しの
ける。このため超伝導体は磁性体を浮遊させることが出来
る（超伝導のマイスナー効果）。重い電車の車体すら浮遊
させる。これが言わずと知れたリニア新幹線に応用されて
いる。
　しかし、超伝導は－２７３度付近まで温度を下げなけれ
ばならない。これが超伝導利用の泣き所である。室温（１
５度Ｃ）で超伝導になる物質はないのか？すでに１９６０
年代から世界中の物理学者はこれに夢をかけた。
　これらの努力のおかげで超伝導になる温度は飛躍的に上
がってきた。現在、液体窒素(ドライアイス） 温度（－７
９度Ｃ）を超えた。しかし0度Ｃを超えることはまだまだで
ある。噂では－５度Ｃの伝導体が見つかったそうだ。しか
し、まだまだ１５度Ｃにはほど遠い。
　その発展を阻害しているものの一つはこれら高温超伝導、
あるいは常温超伝導になるメカニズムがさっぱり分からな
いのだ。ここではＢＣＳ理論とは異なるメカニズムがある
のだろうがそれが明らかになっていない。このメカニズム
の解明は同時に常温超伝導の発見にもつながる。若い物理
学者の奮起のしどころだ。

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『日本人よ。。。』褒め殺しでもうれしい

コメント欄投稿の一部(『褒め殺し』でもうれしい！）
　　　　（コメント欄から引用）
「日本人よ、お金は使うな！」について、Amazon
では３件の書評が公開されております。　そのうちの２件
は、下記です。
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本書の副題に「健全な・・・処方箋」とある。
前著「『文科系』が国を滅ぼす」の具体策を網羅したの
が本書だ。章には、いかにしてお金を使わないかの具体的
な方法論と言うべき内容が書かれている。科学者としての
視点からみた合理的な内容がとても新鮮だ。の世には金銭
の損得に関係した書物がゴマンとある、わたしも少なから
ず目にしていはいるが本書ほど役に立つ内容は今まで読ん
だ事がなかった。なぜか？ それは著者が「何物にも左右
されない立場」からの視点で物事をとらえ、「科学的に検
証」しているからである。 断片的な情報収集だけの駄本
や、経済学者といわれる連中が著す経済成長を欲する内容
が本書に敵うわけがない。そしてさらにおどろきなのが、
昨今話題になっている「携帯電話の無駄使い」や「温泉の
再加熱」など、洞察力、先見の明があることだ。本書の各
章の倹約高の合計が三百七十三万円にものぼる、話半分に
聞いても百八十万円である。 これだけ倹約すれば給料が
約百万円プラスしたと言っても過言ではない。

各章の倹約額を高い順に上からふたつ実践するだけで事
足りる。著、年収三百万の森永 卓郎は本書の二番煎じ、
焼き直しにしか過ぎない。まさしく科学は万能といえる。

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ヨーロッパ留学時代に滞在した宿屋では、つつましい
「哲学や思想」をもった経営者により、ゆで卵一つでも廃
棄処分しなくてすむよう質素に朝食が作られていたという。
たとえ宿泊者全員に卵がゆきわたらなくても捨てることに
なるよりは良い、という考えのもと、常に宿泊者の人数よ
りも必ず少ない個数しか提供されなかったという。
日本のホテルだったら、充分な余るほどの量の食事を作っ
て、残ったら捨てればよい、というのが常識ですよね。
セーター１枚にいたるまで「最後まで使い切る」という姿
勢で、ひじ当てを縫い付けていることに衝撃を受けました。
どんなに高給な人でも。 日本で同じことをすれば、四方
八方から「ケチ！」呼ばわりされること必至でしょう。
余計な装備が価格を押し上げている日本のクルマ （しか
し同じメーカーが外国で供給する場合は、簡素なクルマに
していること）、日本のマンションの複雑な間取りによる
高額マンションのからくり等の指摘には、うなりながら興
味深く読みました。日本の消費者の意識が変わらなければ、
日本人は無駄なものを買い続けなければならない・・・こ
の社会構造は変化しないと、自分自身、反省しております。
著者の携帯電話料金の節約方法、新聞は見出しだけ読むよ
うにしていること等、日常生活の知恵も勉強になりました。
とても良い本なので、折に触れ読み返したいと思っています。
　　　　　（大槻からのコメント）
　いまさら褒められても、１万部印刷発行したのに、たっ
た１２００部しか売れず、あとは焼却処分とか。担当者は
くびになった（退社した）。これが本当の『あとの祭り』！

『日本人よお金を使うな！』という私の本の贈呈、もうおしまい

私が書いた最悪の駄本『日本人よお金を使うな！』は売
れなくて余ってますから、皆様にただで差し上げます、と
書いた途端、応募者殺到、すぐ０円で完売しました！こん
なに反響があるとは！著者冥利につきます。皆様、なんで
25年前に買ってくれなかったのですか？！もうとっくに手
遅れです。あの出版社の若い担当も会社をくびにならずと
も好かったのに！。

『日本人よお金を使うな！』という駄本余聞

今度はＭＩＳＴさんから、またまた私の書いた本『日本
人よお金を使うな！』について、以下のような投稿があり
ました。
　　　（以下引用）
　いつもブログを読んでいます。『日本人よお金を使うな！』
の本を古本で見つけました。タイトルからして良い本だと
思います。読んだらおもしろかったのでもっとこんな良い
本を出してください。街を歩けばみんな下向いて画面を見
ていますので、電子書籍ならみんな読むと思います。がん
ばってください。
　　　（引用終わり）
　どうして皆様は、私の書いた、まったく売れない本ばか
りをかくもおほめになるのでしょう？！売れない本のうち
でも、本当に最悪なのがこの本だったのです。
　時あたかも日本中がバブル後期で、お金、お金と湯水の
ように使いまくり、浮かれ狂っていたときでした。そのと
き、このような時流をバカにし、いらぬ消費をいましめ、
政府と社会の、『お金を使え、使え！』という大合唱に反
抗したのでした。
　もちろん、こんな『ひねくれ本』は時流に合わず、一顧
だにされず、発行部数1万部のうち、たった千２００部しか
売れず、出版社は大迷惑。担当の若い編集者は責任とって
退社しました。
　私が出版した本は１００冊以上、どれもこれも売れない
本ばかり。よくもこれだけ売れない本を出しつづけたもの
だ。しかし売れないといっても初版ぐらいはまあまあ売れ
たのです。ところがこの『日本人よお金を使うな！』だけ
は本当に8割が売れ残ったのでした。
　いくら売れないと言っても、編集者が退社するほどひど
い本は、さすがにこの本だけでした。それがＭＩＳＴさん
は『いい本だ、面白い本だ』と褒めてくれました。聞いた
か？この出版社の部長さん、退社してしまったあなた！
　この本を出版したせいで大迷惑をかけてしまった出版社
と、そこを退社せざるをえなくなったあなたのことが今で
も気にかかって死んでも死にきれない思いできたのです。
バブルがはじけて２５年、やっと日本人は目覚めたのです。
ＭＩＳＴさんがそのお目覚めの代表ですね。ありがとう！
　売れずに残っている『日本人よお金を使うな！』がまだ
手元に残っています。やぶれかぶれで燃してしまうつもり
でした。この際、ＭＩＳＴさんの投稿記念として先着順に
贈呈しますからお申込みください（送料は私が負担します）。--

『大槻さん、ご冗談でしょう』！と。

　今度は『大槻先生、ご冗談でしょう！』という、次のよ
うなコメントをいただきました。
（以下引用）　
「『大学院のすすめ』もほとんど売れて
いませんという前のブログ。ただただ『徒労だった』とい
う無力感です。...........」とは？！

何ですって？　先生，御冗談でしょう。私自身も，先生の
著書にどれほど励まされたことか。　下記の三冊は今も大
切に私の書棚に並んでいます。私は自分の学生諸君にもこ
れらを読むことを勧めてきました。

「大学院のすすめ」
「子供は理系にせよ！」
「大槻教授の最終抗議」

　また，先生が著された物理学の教科書や演習書も，大
変に助かりました。高校物理や高校数学の素養が不足した
受講者を対象に，物理学演習をするのは，大変に気を使い，
工夫を強いられることでした。私は，そのたびに，先生の
著書にはいつも助けられました。（特に，図や漫画がとて
も良い。） 　
　そのせいか，毎年の学期末の，学生による ”授業評価ア
ンケート” では，多くの 受講者から「物理が好きになった」
とか，「苦手だった物理の問題が解けるようなった」
という嬉しい評価を頂きました。まさに，「教師冥利
に尽きる」でした。
　　　　（引用終わり）
　投稿コメントありがとうございました。あげていただい
た３冊、良く引用される割にはさっぱり売れていません。
それでも上の2冊は重版になっていますが、最後の本はたっ
た１刷りのままです。
　もちろん教科書の類はおかげ様で評判がよく、その出版
社のベストセラーであったことがたびたびでした。しかし、
一般書はさっぱり売れないのです。教科書よりも一般書の
方がはるかに苦労して、工夫して時間と労力をかけて書き
上げててもこのありさまでした。
　私も歳のせいで『本書き』も疲れてきました。そこで上
の3冊め、『大槻教授の最終抗議』（実際には最終講
義のつもり）を書いて、それ以降は本書きは原則止めてし
まいました。今後も書くつもりはありません。
　科学者として、教育者としての45年間、一般書の執筆は
ほとんど『無駄骨折り』でした。単に快く出版をしてくれ
た出版社に感謝するばかりです。『ご迷惑ばかりかけ、ど
うもすみません。』と改めてお詫びいたします。
　また売れもしない、評判もよくないこれらの図書をお読
みいただいたごく少数の方々に改めて御礼申し上げます。


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連続無料成人大学科学講座

　この春、那須塩原市で開催します
　　連続無料成人大学科学ｔ講座
をお誘いしましたところ、多数の応募がありました。
会場のスペースの制限などから２０名の枠を設け
ましたが、それをはるかに越え、５０名近い方々の
応募をいただきました。
　そこでなるべく多くの方々のご参加がいただける
ように那須塩原市側の担当者が努力していただき
35名くらいはご参加いただけるようになりました。
　参加希望者は全国にまたがり、東京や関西、あげく
沖縄からまで参加したい旨のご連絡をいただきました。
しかし残念ながら会場の都合で上記人数のような
制限になってしまい大変心ぐるしい限りです。
　どうぞご理解いただき、次回の講座においでください。

私の『大学院のすすめ』が人生を変えた？

ブログメールに以下のようなメールをいただきました。
私の著書『大学院のすすめ』の読者の方ですが、これは単
なる読後感などではなく、この方の『人生』をも左右した
というのですから私の責任重大です。
　　　（以下引用）
　私のメール大した文章ではありませんが、読んでいただ
けたらうれしいです。城県仙台市在住、２０代後半のＥ．
Ｋと申します。弟が北海道大学水産学部在学なのですが、
無事に４月から北大大学院に進学することになりました。
家族、親せきに大学院まで行った人など居なく、兄の私
も高卒で修士課程？博士課程？なんだそりゃ？と知識がまっ
たくなく私がまず「大学院のすすめ」を全ページ読んでか
ら当時大学一年生で冬休みに家に帰って来た弟にプレゼン
トしました。私も弟も大学院が何なのかが分かり大変勉強
になりました。また私までもが大学に行ってみたくなり、
この歳で今冬１月１６日にセンター試験に挑戦、結果は国
語、政治経済４割しか取れませんでしたが、立正大学仏教
学部から合格を頂き４月から品川で２０代後半の歳ながら
大学生活です。（仏教よりもっとマトモな学部に行ければ
良かったのですが（笑））卒業したら福島県の被災地で働
くのが今の夢です。また、私は６年前から大槻先生のブロ
グを毎日読むのが日課で、きっかけはふと「そういえばテ
レビタックルに時々出てくる面白い大槻教授が居たっけな」
と何気なく検索してみたのがきっかけです。同じ宮城県出
身で大変うれしいです。楽しいエッセイや科学のこと、疑
似科学についてや、世の中のインチキ、政治経済のご意見
について本当に素人の私には勉強になってます。東日本大
震災の時も放射能、放射線についての記事のおかげで私も
冷静の対処できました。大槻先生のブログや本に出会えて
本当に良かったです。８０代になられてもブログ、ゴルフ
頑張ってください。拙いメールですが、ありがとうござい
ました。
　　　　（引用終わり）
　これまで何の気なしに本の執筆、講演、テレビ出演を続
けてきましたが、最近では１００冊以上の本を夜も寝ずに
書いても、世間にはほとんど何も役に立たないとの無力感
で、投げやりになりがちでした。その証拠にどの本も売れ
ず、やっと１０万部を超えたのが『ゴルフの科学』でした
（笑）。
　お読みいただいた『大学院のすすめ』もほとんど売れて
いません。ただただ『徒労だった』という無力感です。
それが今このようなメールをいただき、うれしいやら驚く
やら。単に『役立った』という以上にあなた達兄弟の『人
生を変えた』のですから、私としては人生最大の喜びです。
　今私はこの本に書いたことを振り返って『あれで大丈夫
だったか』という反省と気がかりがうまれます。このよう
な影響をあなた達に与えて、このような人生の指針が実は
ウソだったという結果に終わったら、私は死んでも死にき
れません。
　しかし、これは大丈夫だ、と自分に言い聞かせています。
それは、大学院に進学してより深い学問を身に着けること
はその人の『底力』、つまり人間を作るからです。たとえ
大学院卒で有利な就職につけなくとも、学問、つまり知識
は人間、人格、人の品質を向上させます。
　あなたの人生が素晴らしく花ひらくことを心から願って
います。
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関西経済連首脳、『地裁は国に従え』、これが三権分立？

関西経済連の首脳が原発差し止め仮処分決定をした大津
地裁をあからさまに批判した。『一地裁の裁判官が国の政
策に逆らてはならない』という、驚くべき暴言だった。こ
れでは民主国家の三権分立も何もあったものではない。
まず朝日新聞3月１８日の記事を引用しよう。
　　　　（以下引用）
　関西電力の高浜原発３、４号機（福井県高浜町）の
運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定を、関西経済連合
会の森詳介会長（関電会長）や角和夫副会長（阪急電鉄会
長）らが１７日、批判した。角副会長は１７日、関経連の
記者会見で「憤りを超えて怒りを覚えます」と切り出した。
「なぜ一地裁の裁判官によって、（原発を活用する）国の
エネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」と述べ、
「こういうことができないよう、速やかな法改正をのぞむ」
と訴えた。
　　　　（引用おわり）
　この首脳たちはまず不当な思い上がりと慢心が見え隠れ
する。『一地裁の裁判官』という言葉で裁判官を侮辱した。
一地裁だろうと、高裁だろうと最高裁だろうと、司法試験
合格者という点では同じレベルではないか。単に地裁判事
は歳が若いだけである。
　『国家の政策に反した裁決をやるな』というに至っては
反民主主義の際たるものである。裁判は国の政策に反して
はならないというのだ。これでは民主主義を真っ向から否
定するものだ。いくらなんでも関西経済連の首脳という社
会的に重要な地位にある方がたである。まさかこの朝日の
記事のような発言を堂々と述べるはずはない。
　それならこれは朝日新聞の誤報か？誤報ではないようだ。
当の本人たちから誤報訂正要求など出ていない。さらに言
えばこの首脳たち、『地方裁判官が国の施策に反対が出来
ないように速やかに法改正をしろ』と言っているのだ。こ
れはもはや憲法違反ではないか。ここまでこればもはや誤
報どころの騒ぎではない。
　憲法の三権分立も無視する彼らの幼稚な慢心ぶりには今
の政府に対して、自分たちが何でも指示できるという自負が
隠されている。関西経済連というのは恐ろしい団体だ。もっ
とはっきり言えばファッシズムの影がちらつく。
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