日韓政府関係、世にも不思議な物語

　朝日新聞ＷＥＢは靖国爆弾の韓国人の男が逮捕され
た、と号外を出した。これは実に不思議な逮捕である。
　　（朝日、１２月９日より引用）
　東京・靖国神社の公衆トイレで１１月、爆発音がして
不審物が見つかった事件に絡み、警視庁は９日、神社内に
参拝などの目的外で侵入したとして、韓国人で住所・職業
不詳の全（チョン）昶漢（チャンハン）容疑者（２７）を
建造物侵入の疑いで逮捕し、発表した。
　全容疑者は事件のあった１１月２３日午後に韓国に帰国
していたが、１２月９日午前１０時ごろ、韓国から羽田空
港に再入国したことが分かり、警視庁が任意同行を求めた
ところ応じたという。捜査関係者によると、防犯カメラの
映像などから、千代田区内のホテルに宿泊していた全容疑
者を特定した。ホテルには実名で宿泊していた。
　　　（引用終わり）
　まず何より不思議なのは、靖国神社周辺の防犯カメラか
らどうやってこの韓国人の男を特定できたのか、である。
日本の警察は日本人、韓国人、中国人すべての国民の顔写
真を持っているのか？持っているとしたらどうやってその
写真を取得したのか？
　たしかに、アメリカ入国のときには入管で顔写真と指紋
をとられる。したがってこのチョン容疑者はこれまでアメ
リカに入国したことがあり、ここで写真を撮られた可能性
がある。そしてその写真が日本の警察まで筒抜けになって
いるのか。
　しかも警察はチャン容疑者が本日韓国から羽田空港に到
着することを知っていたのだ。つまり韓国で韓国警察がチャ
ン容疑者を尾行し、韓国出国情報を日本の警察に通報した
のだ。
　なんとも不思議な日本、アメリカ、韓国の『協力関係』
ではないか！こうなれば単なる協力関係ではない。警察権
力の同一化である。韓国政権の中には靖国爆破に拍手喝采
を送っていた部分もあったろう。それにもかかわらず、こ
の権力同一化はすごい。
　（追加）
　この原稿を書いた翌日の１２月１０日、ＣＨＯＳＵＮ
ＯＮＬＩＮＥは以下のような記事を掲載した。
　　　（以下引用）
　（チョン容疑者の）再入国の過程で日本側からの協力
要請や外交当局間の事前協議はなかったもようだ。
　　　（引用終わり）
　これはおかしい。韓国警察からの協力がなくて、日本
の大使館がチャンを尾行していたのか。これは他国でのあ
からさまな警察権力の行使である。日韓関係の現状からす
ればこのような韓国での警察権力の行使は出来ない。
　もしＣＨＯＳＵＮ　ＯＮＬＩＮＥの報道が正しいとすれ
ば何故韓国は日本に公に抗議しないのか。