欧米におけるイスラム系テロ、『民族差別が原因』のウソ
LIVEDOOR ニュース、12月3日に田原総一郎
は書いている。
(以下引用)
中東、アフリカからはもちろん、フランス、ドイツ、イ
ギリスなどの欧州諸国からも、たくさんの若者がイスラム
国に参加しているといわれる。彼らの多くが味わってきた
のは、移民2世、3世の人々が受ける根深い差別だという。
親や祖父母の代から欧州に住み始め、生まれも育ちも欧州
の彼らだ。だが、外見や名前だけを見れば「異国人」なの
である。。。。。住居を借りる、就職する、質の高い教育
を受ける、こういったさまざまな場面で彼らは差別を受け
てきた。経済的にも恵まれない。だからといって、住んだ
ことのない「祖国」には帰れない。そんな行き場のない鬱
屈を抱えてきた若者たちがいる。イスラム国のメンバーに
なるのは、こうした若者たちだ。現在、月単位で1000
人ずつぐらい増えているという。これではいくら空爆して
も、追いつかない。
(引用終わり)
ヨーロッパでテロをやるイスラム国シンパはその生まれ
育ったヨーロッパでの差別によるのか。生まれたときから
の差別から自爆テロをやるのか?自爆とは自分も死ぬのだ。
いくらひどい差別でも中国農民戸籍差別よりはマシなので
はないか。彼らが生まれたときから差別を受けてもパリ大
学に入学出来ないという差別ではない。
中国農民戸籍差別は彼らが北京大学に入ることをおおぴ
らに差別されているのだ。差別によるテロが起こるのなら
中国農民戸籍差別で人口の7割の人間がテロを起こすだろ
う。
ヨーロッパでの民族差別は実際この私がストラスブール
大学の准教授で滞在中、あるいはミュンヒェン大学客員教
授で滞在中、実際に体験した。憤慨したこともあったが、
ヨーロッパ全体からみれば少数例だし、ささいな差別例だっ
た。
ミュンヒェン大学ではトルコ人の助手がいたが、子供が
嫌がらせを受け、泣いて帰るときがあった、と話していた。
しかしこの子供は大きくなった今、ベルリン大学の教授に
なっている。中東系の移民の子孫が民族差別のため自爆テ
ロにまわるなどということはありえない。
やはりこのようなテロの温床はアメリカ、ヨーロッパキ
リスト教がイスラム教にたいして長年植えつけた憎しみが
原因である。しかもそれは、永遠につづくイスラエル温存
政策によるパレスチナ皆殺しのための度重なる戦争、殺戮
がある。
イスラエル擁護のため、そしてそれと同じことだがパレ
スチナ殺戮、イスラム国撃滅のため、アメリカとヨーロッ
パは、これまで一体何10万人のイスラム一般市民を殺して
きたのか。ライブドアニュースの間違った甘い解釈など自
爆という悲惨な現実の前に色あせる。
(追記)
この原稿を脱稿した次の日の東洋経済(12月12日)
に、アメリカの新富裕層のことが書かれていた。
(以下引用)
アメリカ合衆国国勢調査局によると、ミレニアル世代は19
82から2000年に生まれた若年層で8310万人。このうち44.2%
が非白人の少数派となり、ヒスパニック系がこの少数派の
半数にあたる50.2%を占める。このミレニアル世代は、まだ
購買力のピークに達していないかもしれないが、この世代
の「ヘンリー」は、経済に対する影響力が大きいサブグルー
プとして浮上してきた。金融大手ゴールドマン・サックス
の最近の調査によると、ミレニアル世代の世帯はすでに、1
兆ドル(約120兆円)相当以上の金融資産を管理しているよ
うだ。
(引用終わり)
つまりアメリカの若年富裕層8310万人のうち、44.
2%も非白人系なのだ。彼らがテロ勢力と結びつくはずは
ない。
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は書いている。
(以下引用)
中東、アフリカからはもちろん、フランス、ドイツ、イ
ギリスなどの欧州諸国からも、たくさんの若者がイスラム
国に参加しているといわれる。彼らの多くが味わってきた
のは、移民2世、3世の人々が受ける根深い差別だという。
親や祖父母の代から欧州に住み始め、生まれも育ちも欧州
の彼らだ。だが、外見や名前だけを見れば「異国人」なの
である。。。。。住居を借りる、就職する、質の高い教育
を受ける、こういったさまざまな場面で彼らは差別を受け
てきた。経済的にも恵まれない。だからといって、住んだ
ことのない「祖国」には帰れない。そんな行き場のない鬱
屈を抱えてきた若者たちがいる。イスラム国のメンバーに
なるのは、こうした若者たちだ。現在、月単位で1000
人ずつぐらい増えているという。これではいくら空爆して
も、追いつかない。
(引用終わり)
ヨーロッパでテロをやるイスラム国シンパはその生まれ
育ったヨーロッパでの差別によるのか。生まれたときから
の差別から自爆テロをやるのか?自爆とは自分も死ぬのだ。
いくらひどい差別でも中国農民戸籍差別よりはマシなので
はないか。彼らが生まれたときから差別を受けてもパリ大
学に入学出来ないという差別ではない。
中国農民戸籍差別は彼らが北京大学に入ることをおおぴ
らに差別されているのだ。差別によるテロが起こるのなら
中国農民戸籍差別で人口の7割の人間がテロを起こすだろ
う。
ヨーロッパでの民族差別は実際この私がストラスブール
大学の准教授で滞在中、あるいはミュンヒェン大学客員教
授で滞在中、実際に体験した。憤慨したこともあったが、
ヨーロッパ全体からみれば少数例だし、ささいな差別例だっ
た。
ミュンヒェン大学ではトルコ人の助手がいたが、子供が
嫌がらせを受け、泣いて帰るときがあった、と話していた。
しかしこの子供は大きくなった今、ベルリン大学の教授に
なっている。中東系の移民の子孫が民族差別のため自爆テ
ロにまわるなどということはありえない。
やはりこのようなテロの温床はアメリカ、ヨーロッパキ
リスト教がイスラム教にたいして長年植えつけた憎しみが
原因である。しかもそれは、永遠につづくイスラエル温存
政策によるパレスチナ皆殺しのための度重なる戦争、殺戮
がある。
イスラエル擁護のため、そしてそれと同じことだがパレ
スチナ殺戮、イスラム国撃滅のため、アメリカとヨーロッ
パは、これまで一体何10万人のイスラム一般市民を殺して
きたのか。ライブドアニュースの間違った甘い解釈など自
爆という悲惨な現実の前に色あせる。
(追記)
この原稿を脱稿した次の日の東洋経済(12月12日)
に、アメリカの新富裕層のことが書かれていた。
(以下引用)
アメリカ合衆国国勢調査局によると、ミレニアル世代は19
82から2000年に生まれた若年層で8310万人。このうち44.2%
が非白人の少数派となり、ヒスパニック系がこの少数派の
半数にあたる50.2%を占める。このミレニアル世代は、まだ
購買力のピークに達していないかもしれないが、この世代
の「ヘンリー」は、経済に対する影響力が大きいサブグルー
プとして浮上してきた。金融大手ゴールドマン・サックス
の最近の調査によると、ミレニアル世代の世帯はすでに、1
兆ドル(約120兆円)相当以上の金融資産を管理しているよ
うだ。
(引用終わり)
つまりアメリカの若年富裕層8310万人のうち、44.
2%も非白人系なのだ。彼らがテロ勢力と結びつくはずは
ない。
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