北朝鮮の水爆実験と人工衛星打ち上げ
いかなる国であろうと核戦争につながる核爆弾とミサイ
ル開発には反対である。もちろん北朝鮮の相次ぐ水爆実験
とロケット打ち上げ実験も同じである。
しかし、それだけではない。北朝鮮だけではなく、すべ
ての国の核兵器開発に反対する者だけが北朝鮮に抗議出来
ることを忘れてはなるまい。
アメリカ空軍、海軍による公然の核兵器持ち込みに抗議
せず、種子島から打ち上げられるロケット、ミサイル実験
に抗議せずに、北朝鮮を非難することは出来ない。私は2
014年秋に講演を依頼され種子島を訪れ、ロケット打ち
上げ基地を見学した。基地周辺には非難や批判をする張り
紙ひとつ無かった。
もちろん、宇宙開発用のロケット打ち上げは公開され、
その科学技術用途の説明がなされる。しかし、同時にその
打ち上げに軍事目的の打ち上げが混在している。このこと
は一切のマスメディアが報道を封印しているのだ。
たとえば『気象観測衛星』『通信技術実験衛星』などに
紛れ込んで、軍事的スパイ衛星の打ち上げが行われている
し、打ち上げ自体のロケット技術がミサイル兵器、つまり
ICBMの開発に繋がっている。
しかし、種子島からロケットを打ち上げるたびに大勢の
見物人が押し寄せるがこれがICBMの開発につながると
は思わない。巧妙な偽装である。また周辺国も、種子島の
ロケット打ち上げに抗議する国はない。
いかなる核兵器もその関連施設も永久に廃絶すべき非人
道的大量破壊兵器である。アメリカ、日本、フランスなど、
率先して核廃絶をめざすべきである。そうしてこそはじめ
て、北朝鮮の水爆実験とロケット打ち上げに反対すること
が出来る。
今回の北朝鮮の『人工衛星打ち上げ実験』にはアメリカ、
日本の世論は『事実上のミサイル打ち上げ』と非難し、実
際に人工衛星が打ち上げられたのがアメリカ当局によって
確認されたらその人工衛星を朝日新聞は『なんらかの構造
物』と呼んでいる。
前回の北朝鮮による人工衛星の打ち上げ実験は成功した。
日本のメディアも政府も『ロケットは途中で爆発して人工
衛星など上がらなかった』と報道した。ところがアメリカ
関係当局は前回も人工衛星が地球の周回軌道をまわってい
ることを確認した、と発表している。発表しているどころ
かその人工衛星の『不安定な自転またはふらつき』まで測
定し、発表しているのだ。今回はさらにこのような不安定
な自転は改良されていることが確認されている。
日本の政府はもとよりマスコミまで含めて北朝鮮憎さに
凝り固まり、北朝鮮の人工衛星実験成功すら真実を伝えな
い。私も北朝鮮の共産党独裁と金『王朝』の人民弾圧は大
嫌いである。しかし、だからといって北朝鮮の科学技術と
軍需技術を不正確にしか評価しない態度は良くないように
思う。
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ル開発には反対である。もちろん北朝鮮の相次ぐ水爆実験
とロケット打ち上げ実験も同じである。
しかし、それだけではない。北朝鮮だけではなく、すべ
ての国の核兵器開発に反対する者だけが北朝鮮に抗議出来
ることを忘れてはなるまい。
アメリカ空軍、海軍による公然の核兵器持ち込みに抗議
せず、種子島から打ち上げられるロケット、ミサイル実験
に抗議せずに、北朝鮮を非難することは出来ない。私は2
014年秋に講演を依頼され種子島を訪れ、ロケット打ち
上げ基地を見学した。基地周辺には非難や批判をする張り
紙ひとつ無かった。
もちろん、宇宙開発用のロケット打ち上げは公開され、
その科学技術用途の説明がなされる。しかし、同時にその
打ち上げに軍事目的の打ち上げが混在している。このこと
は一切のマスメディアが報道を封印しているのだ。
たとえば『気象観測衛星』『通信技術実験衛星』などに
紛れ込んで、軍事的スパイ衛星の打ち上げが行われている
し、打ち上げ自体のロケット技術がミサイル兵器、つまり
ICBMの開発に繋がっている。
しかし、種子島からロケットを打ち上げるたびに大勢の
見物人が押し寄せるがこれがICBMの開発につながると
は思わない。巧妙な偽装である。また周辺国も、種子島の
ロケット打ち上げに抗議する国はない。
いかなる核兵器もその関連施設も永久に廃絶すべき非人
道的大量破壊兵器である。アメリカ、日本、フランスなど、
率先して核廃絶をめざすべきである。そうしてこそはじめ
て、北朝鮮の水爆実験とロケット打ち上げに反対すること
が出来る。
今回の北朝鮮の『人工衛星打ち上げ実験』にはアメリカ、
日本の世論は『事実上のミサイル打ち上げ』と非難し、実
際に人工衛星が打ち上げられたのがアメリカ当局によって
確認されたらその人工衛星を朝日新聞は『なんらかの構造
物』と呼んでいる。
前回の北朝鮮による人工衛星の打ち上げ実験は成功した。
日本のメディアも政府も『ロケットは途中で爆発して人工
衛星など上がらなかった』と報道した。ところがアメリカ
関係当局は前回も人工衛星が地球の周回軌道をまわってい
ることを確認した、と発表している。発表しているどころ
かその人工衛星の『不安定な自転またはふらつき』まで測
定し、発表しているのだ。今回はさらにこのような不安定
な自転は改良されていることが確認されている。
日本の政府はもとよりマスコミまで含めて北朝鮮憎さに
凝り固まり、北朝鮮の人工衛星実験成功すら真実を伝えな
い。私も北朝鮮の共産党独裁と金『王朝』の人民弾圧は大
嫌いである。しかし、だからといって北朝鮮の科学技術と
軍需技術を不正確にしか評価しない態度は良くないように
思う。
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