政府の『新経済特区』に異論続出
9月24日の本ブログで『残業代も払わなくてよい』経
済特区を設ける政府の方針を批判した。労働法の規制が
あって規定の時間を越えた残業は禁止されているのに、
その規制の目を盗んで、残業代も払わず、100時間も
の長期残業を強いている実体が批判されているのに、政
府はそれを法律上容認する『経済特区』を作ることにし
たのだ。
経済特区ではその他もっと恐ろしい規制緩和が意図さ
れている。まず、『自由解雇』を制度上認めるというの
だ。いつでも、だれでも、経営者の意に沿わなければ自
由に解雇できるという恐ろしい規制緩和だ。
それに前回述べたような『労働時間無制限』『残業代
ゼロ』にする規制緩和も導入される。残業代ゼロで10
0時間もの残業を強いられ、体調を壊す労働者が増えて
いるのに、その悪弊を法的に認めようというのだからあ
きれる。
もちろんこのような特区案には政府内部にも異論が出
ている。この特区の創設を企画している『有識者ワーキ
ンググループ』でも異論が出て、八田座長(阪大教授)
の、4日の記者会見では『自由解雇は専門職に限定する』
『労働時間無制限特例』は先送りする、と決めたという
(朝日新聞、読売新聞、など10月4日)。
何?!上の二つこそこの経済特区の目玉だったはずだ。
その二つとも取りやめた、だと?!それなら安部首相の
意図した『国家戦略特区で成長戦略を』というおおもと
の戦略が崩壊したのだ。まことにめでたいことだ。この
ような労働者いじめの成長戦略など企画そのものが間違っ
ている。こんな労働者いじめで成長をめざすのなら成長
などしなくて結構。
済特区を設ける政府の方針を批判した。労働法の規制が
あって規定の時間を越えた残業は禁止されているのに、
その規制の目を盗んで、残業代も払わず、100時間も
の長期残業を強いている実体が批判されているのに、政
府はそれを法律上容認する『経済特区』を作ることにし
たのだ。
経済特区ではその他もっと恐ろしい規制緩和が意図さ
れている。まず、『自由解雇』を制度上認めるというの
だ。いつでも、だれでも、経営者の意に沿わなければ自
由に解雇できるという恐ろしい規制緩和だ。
それに前回述べたような『労働時間無制限』『残業代
ゼロ』にする規制緩和も導入される。残業代ゼロで10
0時間もの残業を強いられ、体調を壊す労働者が増えて
いるのに、その悪弊を法的に認めようというのだからあ
きれる。
もちろんこのような特区案には政府内部にも異論が出
ている。この特区の創設を企画している『有識者ワーキ
ンググループ』でも異論が出て、八田座長(阪大教授)
の、4日の記者会見では『自由解雇は専門職に限定する』
『労働時間無制限特例』は先送りする、と決めたという
(朝日新聞、読売新聞、など10月4日)。
何?!上の二つこそこの経済特区の目玉だったはずだ。
その二つとも取りやめた、だと?!それなら安部首相の
意図した『国家戦略特区で成長戦略を』というおおもと
の戦略が崩壊したのだ。まことにめでたいことだ。この
ような労働者いじめの成長戦略など企画そのものが間違っ
ている。こんな労働者いじめで成長をめざすのなら成長
などしなくて結構。
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