自民党『偏向教員を内部告発せよ』

朝日新聞７月９日、自民党が学校現場で内部告発アンケー
トを募集していることを報じた。
　　　　（以下引用）
　　自民党が党公式ホームページ（ＨＰ）で、教育現場での
「政治的中立を逸脱するような不適切な事例」を募るネッ
トアンケートを始めた。１８、１９歳に選挙権が拡大され
たことを受け、「主権者教育が重要な意味を持つ中、偏向
した教育が行われることで、生徒の多面的多角的な視点を
失わせてしまう恐れ」があることを調査理由に挙げている。
ネット上では「この調査こそ教育への政治的介入」と批判
の声も出ている。
　自民党ＨＰは、調査の呼びかけで「教育現場の中には
『教育の政治的中立はありえない』と主張し中立性を逸脱
した教育を行う先生方がいることも事実」と断定。「高校
等で行われる模擬投票等で意図的に政治色の強い偏向教育
を行うことで、特定のイデオロギーに染まった結論が導き
出される」などと主張し、「不適切な事例」をアンケート
形式で情報提供するよう呼びかけている。
　　　　　　（引用終わり）
　自民党は政権政党であるから、このようなアンケート
（内部告発）は政府方針なのだから事態は深刻である。時
の政府が教育現場で政権政党の政治、イデオロギー教育か
らはずれた教育を内部告発するよう求めたものだ。
　このような行為は戦前にもなかったようなあからさまな、
教育への政治介入である。実にそら恐ろしいことではない
か。
　小学校６年の時、『代用教員』だった、中学を卒業した
ばかりの中村先生がわれわれ３０名の分校生徒の前で強調
した。『日本はアメリカとの戦争で負けた。これは科学の
力がなかったからだ。その力もなかったのに無謀な戦争を
した。これは日本に民主主義がなかったからだ』
　私は当時からナマイキだったからさっそく手をあげて大
声を出した。『中村先生！ミンシュシュギって何だべ？科
学って何だべ？』と。
　先生はこう答えた。『カガクか！あれを見たか、あのB２
９の仙台爆撃と占領軍のジープを。あれが科学だ。ミンシュ
シュギか！それは先生にもよく分からないがこれまでとは
まったく違う政府ができることだ。お前たちの時代はこの
科学とミンシュシュギで平和で豊かな日本を作るのだ』
　中村先生がいま学校現場におればさっそく自民党の内部
告発の対象になったろう。手をあげて質問した私までが『
将来要注意人物』と内部告発されたろう。たしかに今の私
は要注意人物だが。。。。
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