雲を見て地震予知だと？！

　本当にあきれて開いた口が塞がらないのですが、雲の
形を見て地震予知ができると豪語する人たちがいるので
す。皆様、今空を見上げてください。夜でなければ空に
はいろいろな雲が出ているでしょう。大きく分けて『層
雲』と『積雲』ですが、それで『近いうちに地震が来る』
『１か月以内の大地震が来る』と『地震予知』する天才
が、世間には多いのです。ネットにはそのような情報が
あふれています。
　中にはその地震雲の特性まで、まことしやかに書かれ
ています。『断層状の雲』とか『輪紋状の雲』が現れる
と大地震の前兆だと言うのもあります。たしかに珍しい
形ですが、その形ならどうして大地震の前触れなのか、
さっぱり理屈が分かりません。
　もちろん、へ理屈らしいものがないわけではありませ
ん。地震の前兆で岩盤が割れ始めるとピエゾ電気が発生
し、その電流から電磁波が発生してそれが空中に伝わり、
そこで雲を作る、というシナリオを主張するひともいま
す。
　しかし、これも間違いです。地中を電磁波は伝わりま
せん！！トンネルに入ればラジオは聞こえませんね。
（長いトンネルではトンネル内にアンテナをつけラジオ
が聞けるようなサービスのあるところは別として）地中
は巨大な金属です。金属中を電波は伝わりません。
　地震予知は『予知雲』の他にもたくさんあります。ネ
ズミが大量死する、蛇が大発生するなどなど。もちろん
これらは何の根拠も持っていません。
　私のメルマガで近くこのような地震予知の批判を行い
ます。
　
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