石破幹事長、被災住民を見放す

自民党の石破幹事長、ついに自民党、政府の本音を発
言しました。石破幹事長は２日、放射能汚染地区につい
て『『この地域は住めません』といつか誰か言わなけれ
ばならない時期は必ず来る』と発言したのです。（読売
新聞など）
　これはこれまでの政府の方針と１８０度異なるもので
す。政府はこれまで被災住民に対して『除染をやりぬい
て住民全員を帰還させる』と繰り返し約束してきたので
す。被災住民をそれを信じて自分たちの生活設計、将来
計画をやってきました。
　石破幹事長は政権党の幹事長です。このような発言で
住民を裏切ることなど、本来『口が裂けても』言えない
はずです。しかも彼は『その時期が必ず来る』と言った
のです。これが許せないところです。
　問題なのは除染が一向に進まないことです。たしかに
道路や学校の除染は進みましたが、田畑、里山などはまっ
たくテがつけられていません。私も今でもボランティア
で福島の放射能教育に関与していますが、よく見ている
と、政府の除染は『やる気がない』とさえ見えます。東
電に至っては除染などやる気がないどころかやっていま
せん。
　つまり東電も政府も除染などやる気がない。適当にお
茶を濁しておき、『その時期が必ず来る』のを待とうと
いうわけです。その時期、つまり住民を諦めさせ、突っ
放し、締め出す時期を待つという魂胆です。石破幹事長
は正直にそのことを発言してしまった。自民党公明党の
本音はこのようなものです。
　しかたありません。福島の住民は圧倒的多数で自民党
を支持したのですから。
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