レーザー核融合点火に成功、放射能の出ない核融合炉をめざして
読売新聞ニュースサイトによればアメリカで核融合の点火
に成功して、点火前のエネルギーを越えるエネルギー放出が
確認されたという。これはこれまでの長い核融合の研究開発
の歴史で画期的なことである。
アメリカのこの実験は燃料である重水素と三重水素とを組
み合わせた『ペレット』に、四方八方からレーザービームを
当て、『レーザー爆縮』して核融合反応を実現させたもので
あろう。(読売の記事だけでは詳細不明)。
核融合の研究開発はこの他にも国際共同開発実験炉として
『トカマック型』と呼ばれるプラズマ閉じ込めの方式でも成
功はまじかである。このプロジェクトには日本も参加してい
る。それとは別に茨城県と名古屋近郊に、日本独自の実験炉
の開発が行われている。
核融合炉は極めて難しい技術であるが、この原子炉の良い
ところは『暴走しない』という点である。事故などで核融合
点火条件が破られると即刻自動的に炉反応は停止する。しか
も反応炉の燃料が放射能の問題を引き起こすことも少ない。
多少問題になるのはプラズマの閉じ込め壁が放射能を帯び
ることである。しかし、これは現在の原発の炉心の放射能に
比べればはるかに処理しやすい。
またこの核融合反応事体も危険な放射能を出さない
二重水素+ヘリウム3 (D-He3反応)
を使えば、さらに放射能の危険は少なくなる。ここで
ヘリウム3は地球上には天然の形では存在しないが、月や木
星の表面にはほぼ無尽蔵に存在する。
『もともと欠陥だらけの現原発ゼロ、再稼働反対』はもち
ろん当然である。しかし、誤解してはいけない。新たな、安
全な原子力利用の研究開発まで反対してはいけない。それは
人類の英知を否定することになるではないか。
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に成功して、点火前のエネルギーを越えるエネルギー放出が
確認されたという。これはこれまでの長い核融合の研究開発
の歴史で画期的なことである。
アメリカのこの実験は燃料である重水素と三重水素とを組
み合わせた『ペレット』に、四方八方からレーザービームを
当て、『レーザー爆縮』して核融合反応を実現させたもので
あろう。(読売の記事だけでは詳細不明)。
核融合の研究開発はこの他にも国際共同開発実験炉として
『トカマック型』と呼ばれるプラズマ閉じ込めの方式でも成
功はまじかである。このプロジェクトには日本も参加してい
る。それとは別に茨城県と名古屋近郊に、日本独自の実験炉
の開発が行われている。
核融合炉は極めて難しい技術であるが、この原子炉の良い
ところは『暴走しない』という点である。事故などで核融合
点火条件が破られると即刻自動的に炉反応は停止する。しか
も反応炉の燃料が放射能の問題を引き起こすことも少ない。
多少問題になるのはプラズマの閉じ込め壁が放射能を帯び
ることである。しかし、これは現在の原発の炉心の放射能に
比べればはるかに処理しやすい。
またこの核融合反応事体も危険な放射能を出さない
二重水素+ヘリウム3 (D-He3反応)
を使えば、さらに放射能の危険は少なくなる。ここで
ヘリウム3は地球上には天然の形では存在しないが、月や木
星の表面にはほぼ無尽蔵に存在する。
『もともと欠陥だらけの現原発ゼロ、再稼働反対』はもち
ろん当然である。しかし、誤解してはいけない。新たな、安
全な原子力利用の研究開発まで反対してはいけない。それは
人類の英知を否定することになるではないか。
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