都議会でのセクハラヤジ、自民党、公明党は素知らぬ顔か

　 都議会での女性議員への悪質なセクハラヤジについて
６月２１日の読売新聞は都議会議長はヤジの張本人を突き
止め糾弾するつもりはない、と報道した。
　　（以下引用）
　問題のヤジは今月１８日に飛び出した。都の少子化対策
について尋ねた塩村都議に対し、「早く結婚した方がいい」
と大きな声でヤジが飛んだ。声が上がったのは、本会議場
で議長に向かって右側。５９人を擁する最大会派の都議会
自民党側で、複数の都議からだったとみられる。「子供を
産めないのか」という発言も出たといい、その後は、笑い
声などで議場がざわついた。塩村都議は本会議終了後、
「私も結婚や出産に悩む一人。女性の声を代弁して質問し
たのに……」と怒りをあらわにした。２０日には都議会議
長に対し、発言者の処分を求める要求書を提出したが、
「発言者が特定されていない」として不受理に。所属会派
の「みんなの党　Ｔｏｋｙｏ」は、議場での録音の「声紋
鑑定」を行って発言者を特定するという。
　　（引用終わり）
　この都議会議長は自民党所属、自民党から推薦された議
長なのだろう。今回の不規則ヤジ、セクハラヤジについて
コトの重大さを少しも理解していない。この議長も、もし
かしたら女性は子供を産む機械という古臭い女性差別観の
持ち主かもしれない。つまりこの議長には今回のヤジの悪
質さが分かっていないのだ。
　『ヤジの発言者が特定されていない』のならば、議長の
権限で特定すればいいではないか。自民党議員は多いと言っ
てもたかが５９人ではないか。議長の権限で５９人全部に
面会しても１日もあれば十分である。
　それに、肝心の自民党の複数の議員である。なぜ自分で
名乗り出ないのか。公の場での不法行為である。『声紋鑑
定』される前に潔く名乗りでないのか。それに隣付近の自
民党、公明党議員はだれがヤジを飛ばしたのか、そのとき
分かっていたはずだ。なにしろヤジは大声で怒鳴るのがヤ
ジだからだ。
　本人だけでなく傍にいた自民党、公明党の議員に良心は
ないのか。

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