STAP細胞、笹井博士を抹殺してしまったのは誰だ!?
それは日本の異常なマスコミと世論だ。科学の世界にこ
のような異常、異様なバッシングは許されない。そのおか
げで人類は世界有数の再生医療のリーダー、ノーベル賞候
補を失った。断腸の思いである。
およそ、通常の科学論文には誤りはつきものである。い
やいやもっとはっきり言えば誤り、誤解、または無価値な
論文が多数を占めるのだ。
このような宿命は今に始まったコトではない。たとえば
ニュートンが万有引力を発見した後、『その万有引力は真
空の宇宙空間をどのように伝わるのか』ということが最大
の疑問であった。今ですらこのことは十分わかっていると
は言えない。
ところがこの問題に取り組んで『万有引力はこうして伝
わる』という論文が出始めた。ヨーロッパ、とくにイギリ
スを中心のこの問題を取り上げた論文が100篇以上のの
ぼった。すべて誤りだった。
このような誤りは世論や週刊誌で叩かれることもなく、
ましてその著者が研究施設からクビになることもなかった。
実際にはこのような誤りを土台にしてアインシュタインの
一般相対性理論が構築されてゆく。
科学の世界では『誤りも進歩の歩み』になりうるのだ。
もう一つ。もっと新しい例をあげよう。それはあの超伝
導現象である。絶対零度近くで電気抵抗が0になるという
現象がオンネスによって発見されてからその原因となる理
論的研究が何十年も続いた。
この間『超伝導の謎を解明した』という論文が500篇以
上も発表された。すべて誤りか不十分であった。そしてつ
いにBCSの理論で決着がついた。そこでこの500篇以上の
論文の著者が新聞や週刊誌、NHKなどに叩かれ、身分をはく
奪され、スキャンダルまで報道されたか?!
ノー!!ノー!!実際には誤りであった論文もその後の
BCSの理論の土台となった。まして誤りの論文を書いた著者
が自殺に追い込まれたことも聞かない。
科学や教育の分野では誤りは許される。処分の対象には
ならない。生徒が誤って答案を書くのは当たり前。科学者
が誤った論文を書くのも当たり前。この誤りから進歩があ
る。
このことは一般社会での仕事上の誤りとはまったく違う。
笹井博士が小保方さんの作ったSTAP細胞の画像の解釈を誤っ
たとしても、処分の対象になどならない。まして週刊誌や
NHKが個人的スキャンダルめいた批判までするのは行き過ぎ
であり、不幸なことだ。
STAP細胞はウソだった可能性が高い。それでも小保方さ
んがこれを故意にでっち上げたという証拠がない限り、単
に膨大な数の誤った論文の一つにすべきである。そのとき
には処分などもってのほかである。
このような科学の進歩の現実に反するおかしな議論は、
何と分子生物学会などにも広がっている。これについては
改めて批判する。
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のような異常、異様なバッシングは許されない。そのおか
げで人類は世界有数の再生医療のリーダー、ノーベル賞候
補を失った。断腸の思いである。
およそ、通常の科学論文には誤りはつきものである。い
やいやもっとはっきり言えば誤り、誤解、または無価値な
論文が多数を占めるのだ。
このような宿命は今に始まったコトではない。たとえば
ニュートンが万有引力を発見した後、『その万有引力は真
空の宇宙空間をどのように伝わるのか』ということが最大
の疑問であった。今ですらこのことは十分わかっていると
は言えない。
ところがこの問題に取り組んで『万有引力はこうして伝
わる』という論文が出始めた。ヨーロッパ、とくにイギリ
スを中心のこの問題を取り上げた論文が100篇以上のの
ぼった。すべて誤りだった。
このような誤りは世論や週刊誌で叩かれることもなく、
ましてその著者が研究施設からクビになることもなかった。
実際にはこのような誤りを土台にしてアインシュタインの
一般相対性理論が構築されてゆく。
科学の世界では『誤りも進歩の歩み』になりうるのだ。
もう一つ。もっと新しい例をあげよう。それはあの超伝
導現象である。絶対零度近くで電気抵抗が0になるという
現象がオンネスによって発見されてからその原因となる理
論的研究が何十年も続いた。
この間『超伝導の謎を解明した』という論文が500篇以
上も発表された。すべて誤りか不十分であった。そしてつ
いにBCSの理論で決着がついた。そこでこの500篇以上の
論文の著者が新聞や週刊誌、NHKなどに叩かれ、身分をはく
奪され、スキャンダルまで報道されたか?!
ノー!!ノー!!実際には誤りであった論文もその後の
BCSの理論の土台となった。まして誤りの論文を書いた著者
が自殺に追い込まれたことも聞かない。
科学や教育の分野では誤りは許される。処分の対象には
ならない。生徒が誤って答案を書くのは当たり前。科学者
が誤った論文を書くのも当たり前。この誤りから進歩があ
る。
このことは一般社会での仕事上の誤りとはまったく違う。
笹井博士が小保方さんの作ったSTAP細胞の画像の解釈を誤っ
たとしても、処分の対象になどならない。まして週刊誌や
NHKが個人的スキャンダルめいた批判までするのは行き過ぎ
であり、不幸なことだ。
STAP細胞はウソだった可能性が高い。それでも小保方さ
んがこれを故意にでっち上げたという証拠がない限り、単
に膨大な数の誤った論文の一つにすべきである。そのとき
には処分などもってのほかである。
このような科学の進歩の現実に反するおかしな議論は、
何と分子生物学会などにも広がっている。これについては
改めて批判する。
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