『自由と民主主義では生きられない』と地球大部分の人々の苦悩
WSJ(ウォールストリートジャーナル)紙は9月22日『後
進国にとって中国は手本とならず』という評論を配信した。
(以下部分引用)
新興国の多くの指導者は、経済成長が民主主義の必須の条件
であると(するものと)、ますます逆の考え方をするよう
になっている。彼らは中国ばかりでなく、リー・クアン・
ユー治下のシンガポールやアウグスト・ピノチェト治下の
チリの好景気も見習うべきだとしているのだ。中国の実績
は確かに素晴らしいものだ。しかし、中国のモデルは、新
興国の称賛者がしばしば考えるほど実現可能なものではな
い。まず、中国の成長は多くの新興国とは異なり、主とし
て輸出がもたらしたものだ。その成功は西側の自由市場に
依存している。他の新興国のほとんどは農産物―米国と欧
州が国内補助金で安売りしている―に基盤を置いている。
第2に、核心部分に国家を据えた経済制度は市場を締め出す
ため、非効率的だ。政府が最終的な意思決定者となると、
資産には正当な価値が与えられず、このことは持続的な長
期成長を阻害する。また、供給と需要との間に不均衡をも
たらし、インフレを引き起こし、金利をゆがめることがあ
る。最後に、中国をまねた政策は短期的な失業急増を生み
出す可能性があるが、同時に、深刻な負の外部性と経済的
重荷をもたらす。中国自身は今、金融部門の高水準の債務、
いつはじけてもおかしくない不動産バブル、成長を減速さ
せている汚染問題に取り組んでいる。
(引用終わり)
すでに私は本ブログ、およびメールマガジンで世界の人
口の90%も占める後進国ではアメリカの押し付ける民主
主義、自由主義では発展して行けない、と述べてきた(た
とえばメルマガVol.2,No.5『民主主義は最後の楽園か』参
照)。そして今世界を指導している民主主義の原理は次世
代では拒否され、一種の独裁国家形態に移行すると書いて
きた(たとえばVol.2,No.12『シンガポールの独裁政治に
学ぶ』参照)。
しかしこの独裁は中国式の国家独裁化かというとそれも
否定してきた(たとえばVol.2,No.14『早くも中国の衰退始
まる』参照)。中国経済は破綻に向かっているとみている
からだ。
今回のこのWSJ紙の評論は大筋で私の考えと同じである。
なんのことはない。私のようなド素人のヘンテコ評論など、
アメリカ有数の有力紙の超一流のエコノミストには先刻オ
ミトオシだったのだ。
進国にとって中国は手本とならず』という評論を配信した。
(以下部分引用)
新興国の多くの指導者は、経済成長が民主主義の必須の条件
であると(するものと)、ますます逆の考え方をするよう
になっている。彼らは中国ばかりでなく、リー・クアン・
ユー治下のシンガポールやアウグスト・ピノチェト治下の
チリの好景気も見習うべきだとしているのだ。中国の実績
は確かに素晴らしいものだ。しかし、中国のモデルは、新
興国の称賛者がしばしば考えるほど実現可能なものではな
い。まず、中国の成長は多くの新興国とは異なり、主とし
て輸出がもたらしたものだ。その成功は西側の自由市場に
依存している。他の新興国のほとんどは農産物―米国と欧
州が国内補助金で安売りしている―に基盤を置いている。
第2に、核心部分に国家を据えた経済制度は市場を締め出す
ため、非効率的だ。政府が最終的な意思決定者となると、
資産には正当な価値が与えられず、このことは持続的な長
期成長を阻害する。また、供給と需要との間に不均衡をも
たらし、インフレを引き起こし、金利をゆがめることがあ
る。最後に、中国をまねた政策は短期的な失業急増を生み
出す可能性があるが、同時に、深刻な負の外部性と経済的
重荷をもたらす。中国自身は今、金融部門の高水準の債務、
いつはじけてもおかしくない不動産バブル、成長を減速さ
せている汚染問題に取り組んでいる。
(引用終わり)
すでに私は本ブログ、およびメールマガジンで世界の人
口の90%も占める後進国ではアメリカの押し付ける民主
主義、自由主義では発展して行けない、と述べてきた(た
とえばメルマガVol.2,No.5『民主主義は最後の楽園か』参
照)。そして今世界を指導している民主主義の原理は次世
代では拒否され、一種の独裁国家形態に移行すると書いて
きた(たとえばVol.2,No.12『シンガポールの独裁政治に
学ぶ』参照)。
しかしこの独裁は中国式の国家独裁化かというとそれも
否定してきた(たとえばVol.2,No.14『早くも中国の衰退始
まる』参照)。中国経済は破綻に向かっているとみている
からだ。
今回のこのWSJ紙の評論は大筋で私の考えと同じである。
なんのことはない。私のようなド素人のヘンテコ評論など、
アメリカ有数の有力紙の超一流のエコノミストには先刻オ
ミトオシだったのだ。
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