安部総理、アベノミクスの目玉戦略はカジノ解禁、何となさけない！

　アベノミックスは『３本の矢』から成り立つと喧伝され
て久しい。第１の矢は『無制限な金融緩和』であった。そ
のためこの矢が放たれたとたん、円安が進行してあれよあ
れよと言う間に１ドル９２円程度から現在の１１５円まで
うなぎのぼりの大成功である、という。
　しかし、このようなドル高は、実はアメリカの、金融緩
和の縮小とそれにともなう１０年もの国債の金利上昇のた
めであった。今回の日銀による突然のさらなる金融緩和後
の円の急落もじちはその前のアメリカの金融緩和縮小の決
定が先行していたのだ。
　したがって『大成功』とはやし立てられる第１の矢もど
れほどの効果があったのか、あやしい限りだ。第２、第３
の矢はまったく効果なし。それどころかこの矢ははたして
放たれたのかどうかすら疑わしい。
　第２の矢は『財政政策』であったが、予算も補正予算も
民主党政権時とほとんど変わらず。変わったのは社会保障
の大幅削減と消費税増税であった。これで経済が成長する
はずはない。
　第３の矢は成長戦略。これはまったく何もなし。あげく
安部総理はこの第３の矢の目玉として日本にカジノを作る
というのだ。10月１６日の朝日新聞の見出しが躍る。

　「カジノ効果」追う日本　安倍首相「成長戦略の目玉」

と。
　何だ？！安部総理の日本再生の目玉、『アベノミックス
第３の矢』はカジノで儲けることだったのか！ほとんどの
専門家は日本再生にはその成長戦略として科学技術革新、
科学インフラ整備、研究投資減税、強力な科学技術者の養
成、教育を真っ先に挙げる。
　それが何だ！安部総理はカジノだと！？カジノで何の科
学振興なのか！