レーザー光で放射能を消す、だと?!ロシアの科学のウソ
『ロシアNOW』7月17日によると、放射能廃棄物の
放射能をたちどころに消し去る技術を開発したという。こ
れは例の『EM菌詐欺』と同じ類か?まず、その記事を引
用しよう
(以下引用)
プロホロフ一般物理研究所マクロキネティクス非平
衡プロセス実験所のゲオルギー・シャフェエフ所長率いる
同研究所のチームは最近、放射性廃棄物を処理する課題の
解決にかなり近づいたことを明らかにした。一部の放射性
元素は、特殊溶液中でレーザーに露光すると、すばやくか
つ簡単に中性化することが判明した。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
シャフェエフ所長のチームは現在、ドゥブナ合同原子核研
究所の結果検証を待っている。超高純度ゲルマニウムをベー
スにした敏感型ガンマ線スペクトロメータを物理学実験所
に持ち込む。これによって、プロセスをリアルタイムで観
察できるようになる。対照実験はセシウム137で行われる。
ドゥブナ合同原子核研究所核反応実験室の上級研究員で
あるサルキス・カラミャン氏はこう話す。「このプロセス
を自分の目で見ないと、説明探しができない。私は実験核
物理分野で50年以上仕事をしているが、レーザー光または
特定の化学的環境のもとで核の崩壊が急に加速するとは信
じ難い」
(引用終わり)
ドウブナ原子核研究所のカラミャン博士の言うとおり。
光レーザーを使おうと何をしようと『化学反応』で原子核
の状態をコントロールは出来ない。第一、関与するエネル
ギー領域が違うのだ。
光励起にしろ化学反応のエネルギーの程度は0.1eV
(エレクトロン ボルト=電子ボルト)であり、核の変化
に要するエネルギー数MeV(ミリオン エレクトロン ボ
ルト)、あるいはそれ以上とは桁違いなのだ。つまりこの
種の化学反応のエネルギーの10の7乗倍、つまり100
0万倍違うのだ。
これは例のEM菌の場合と同じ論理である。EM菌の作
用ももしあったとしても低エネルギーの化学反応である。
もしレーザー光で核反応が制御できればこれはとんでも
ないことだ。加速器や原子炉なしに、レーザー光だけで放
射能を作り出したり、原爆材料を作り出せることになるか
らだ。
ロシアは『科学先進国』である。とくに物理学や数学の
分野で独特の研究成果をあげてきた。これは社会主義の成
果と言えなくもない。しかし、同時にロシアには反科学、
非科学、あるいはオカルトの類も混在する。たとえばUFO
騒ぎはロシアとメキシコが主流である。
放射能をたちどころに消し去る技術を開発したという。こ
れは例の『EM菌詐欺』と同じ類か?まず、その記事を引
用しよう
(以下引用)
プロホロフ一般物理研究所マクロキネティクス非平
衡プロセス実験所のゲオルギー・シャフェエフ所長率いる
同研究所のチームは最近、放射性廃棄物を処理する課題の
解決にかなり近づいたことを明らかにした。一部の放射性
元素は、特殊溶液中でレーザーに露光すると、すばやくか
つ簡単に中性化することが判明した。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
シャフェエフ所長のチームは現在、ドゥブナ合同原子核研
究所の結果検証を待っている。超高純度ゲルマニウムをベー
スにした敏感型ガンマ線スペクトロメータを物理学実験所
に持ち込む。これによって、プロセスをリアルタイムで観
察できるようになる。対照実験はセシウム137で行われる。
ドゥブナ合同原子核研究所核反応実験室の上級研究員で
あるサルキス・カラミャン氏はこう話す。「このプロセス
を自分の目で見ないと、説明探しができない。私は実験核
物理分野で50年以上仕事をしているが、レーザー光または
特定の化学的環境のもとで核の崩壊が急に加速するとは信
じ難い」
(引用終わり)
ドウブナ原子核研究所のカラミャン博士の言うとおり。
光レーザーを使おうと何をしようと『化学反応』で原子核
の状態をコントロールは出来ない。第一、関与するエネル
ギー領域が違うのだ。
光励起にしろ化学反応のエネルギーの程度は0.1eV
(エレクトロン ボルト=電子ボルト)であり、核の変化
に要するエネルギー数MeV(ミリオン エレクトロン ボ
ルト)、あるいはそれ以上とは桁違いなのだ。つまりこの
種の化学反応のエネルギーの10の7乗倍、つまり100
0万倍違うのだ。
これは例のEM菌の場合と同じ論理である。EM菌の作
用ももしあったとしても低エネルギーの化学反応である。
もしレーザー光で核反応が制御できればこれはとんでも
ないことだ。加速器や原子炉なしに、レーザー光だけで放
射能を作り出したり、原爆材料を作り出せることになるか
らだ。
ロシアは『科学先進国』である。とくに物理学や数学の
分野で独特の研究成果をあげてきた。これは社会主義の成
果と言えなくもない。しかし、同時にロシアには反科学、
非科学、あるいはオカルトの類も混在する。たとえばUFO
騒ぎはロシアとメキシコが主流である。
スポンサーサイト